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そして、また真剣な顔をして運転し始めた。
私は、なんだか急に眠くなって、いつの間にか寝てしまっていた。
ずっと、仕事が忙しくて疲れてたんだと思う。
1時間くらい過ぎただろうか…。
智生に起こされて目を覚ますと、海が見えていた。
『わぁ~っ!海だ~っ!!』
『もうすぐ海岸につくよ!!千歳、よく寝てたな!
よっぽど疲れてたんだろな…。』
『うん…。ここんとこ、休みがなかったから…。』
『そっかぁ…。あんまり無理すんなよ!!』
『うん。ありがとう!!』
私は、ニコッと笑った。
すると、智生は、クスッと笑って、優しく頭を撫でてくれた。
海沿いを走りながら、私は、久々に仕事から解放されて、心をウキウキさせていた。
しばらく走ると、海岸の駐車場が見えてきた。
智生は、駐車場に入り、車を止めた。
『じゃあ、行くか!海…。』
『うん!!』
私と智生は車から出ると、仲良く手を繋いで、
砂浜まで走って行った。![image=181646255.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/181646255.jpg?width=800&format=jpg)
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