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智生は、私のアゴをクイッとあげて、Kissをしてきた。
波打ち際で、波の音を聞きながらKissをした。
《なんか・・・すごくロマンチック☆
誰かに見られてるかもって恥ずかしいけど・・・すごく、幸せぇ!!》
智生は、Kissをやめると、私の手を引っ張って、砂浜の方に歩いて行った。
そして、少し、海から離れた所で立ち止まった。
『ここらへんに座るか?』
『うん。そうだね!!』
私はそう言うと、その場に座った。
すると、智生は、じっと私の顔を見てきた。
『なっ・・・何!?
私の顔に、なんかついてる!?』
『いやっ・・・あのさ・・・お前・・・少し、背伸びた?』
『そうかなぁ・・・。そんなこともないと思うけど・・・。』
『そうか・・・。
さっき、Kissした時に、なんか、そう感じた。』
『そう?最近、計ってないから分かんないよ・・・。』
『そっか。まぁ、それだけなんだけど・・・。』
『うん。』
私と智生は、お互いに照れてしまって、しばらく何も話さなかった。
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