プロローグ

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『えっ!?だっ・・・誰!?』 『私の・・・彼で、杉谷 淳【すぎや あつし】っていうの・・・。 付き合って、もうすぐ1年になるんだけど、1ヶ月前から同棲してるの!!』 『そうなの!? 全然言ってくれなかったじゃない!! でも、よかったね!おめでとう!!杏里っ!!』 私は、ニコッと笑うと杏里を抱き締めた。 杏里も私を抱き締めてくれた。 『ありがとう!!千歳っ!! ・・・じゃあ、淳、私、遊んで来るね!!』 『ああ。楽しんで来いよ!!』 『うん。 あっ・・・そう言えば、千歳の紹介してないね!! 高校の時からの友達で海堂千歳っていうの!!』 杏里はそう言って、優しく微笑んだ。 私もニコッと笑うとお辞儀した。 すると、杉谷君は、照れながら笑ってお辞儀をした。 『じゃあ、行こう!!千歳。』 『うん。』 私と杏里は、5年ぶりに会った。 メールで連絡はとっていたけど、 私が、いろいろあったり、忙しくなったりで、全然会えなかったのだ。
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