❤5年ぶりのデート❤

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駐車場につくと、智生は、助手席のドアを開けてくれた。 『どうぞ!!』 『ありがとう、智生!!』 私が、そう言って車に乗ると、智生が、ドアを閉めてくれた。 そして、智生も車に乗った。 『じゃあ、帰るか。』 『うん。』 智生は、エンジンをかけると、来たときと同じように、私の手を握ってくれた。 そして、優しく笑うと、車を出した。 『お前、今、実家に住んでるの?』 『ううん。一人暮らしだよ!!』 『どこに住んでるの?送るよ!!』 『今、実は、前に智生が住んでたマンションにいるの。』 『そうなの!?いつから!?』 『デザイナーの仕事するようになってからだよ!!智生は!?何処に住んでるの!?』 『俺は、宿南(すくなみ)区のマンションだよ!』 『そうなんだぁ。ねぇ、智生のマンション行きたい!!』 『えっ!?でも、お前、明日、仕事だろ!?大丈夫なの!?』 『うん!!だって、私の職場は、宿南区からの方が近いもん!!』 私はそう言うと、智生の腕に抱きついた。
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