❤5年ぶりのデート❤

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私と智生は、エレベーターを降りると、私の部屋の519号室の前まで、手をつないで歩いて行った。 私は、鞄の中から、鍵を出すと部屋の鍵を開けた。 『どうぞ、入って!!』 私は、そう言ってニコッと笑うと、ドアを開け、中に入った。 智生も、後ろからくっついて入って来た。 すると、智生は、すごく不思議そうな顔をして、 私の部屋を見回していた。 『どうしたの!?智生・・・。』 『いやっ・・・。何か違うなぁって・・・。』 『えっ!?何が!?』 『俺が住んでた時とさ・・・。 俺が住んでた時は、めちゃくちゃ汚くしてたし、すげぇ雰囲気が暗かったけど、 今は、すげぇ綺麗だし、明るいし、 やっぱ、女の子の部屋はかわいいなぁ・・・って思ってさ・・・。』 『そうだったよね!! あの頃は、いつ来ても部屋の掃除してた気がする!! あっ・・・お茶入れるから、ソファーにでも座ってて!!』 『あぁ。』 私は、台所に行って、やかんに水を入れ、コンロに置き、火をつけた。 そして、智生の所に戻ると、智生の隣に座った。
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