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すると、智生が、私の肩を抱き、自分の方に引き寄せた。
私が、ビックリして智生を見ると、智生は、真っ直ぐに私を見つめ、キスをしてきた。
私は、智生の胸に顔を埋めた。
『ねぇ、智生……。』
『んっ!? どうした?』
『私達…ずっと一緒にいられるよね…。
今度こそ…幸せになれるよね…。』
『あぁ。
ずっと一緒にいられるよ。俺が、必ず、千歳を幸せにする!!』
『私から…離れて行かない?』
私はそう言って、智生をじっと見つめた。
『当たり前だろ!!
俺には、お前しか考えられないって言っただろ!!』
智生はそう言って、優しく微笑んだ。
『うん!!
私も…智生のこと幸せにするね!!』
『あぁ。』
智生は、頷くと、私を優しく抱き締めてくれた。
私は、智生の胸に顔を埋め、智生のぬくもりを感じていた。
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