プロローグ

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『本当、久しぶりだよね!!千歳がデザイナーの仕事初めてから、ず~っと会ってなかったもんね・・・。』 『うん。 なんかさぁ、私のデザインが、結構気に入ってもらえてさぁ!! 私にデザインを頼んでくれるお客様が多くなって・・・なかなか仕事が休めなかったからね・・・。』 『そっか。 大変だったんだね・・・!! じゃあ、彼氏作ることもできなかったんだよね・・・。』 『うん・・・。 智生と別れてからだから、5年も彼氏がいないよ・・・。』 私はそう言うと、溜め息をついた。 杏里は、心配そうに私を見てきた。 『大丈夫なの? いつも恋愛してなきゃ生きてけな~い!! って言ってたのに、5年も恋愛してないなんてさぁ・・・。』 『うん。 今は、仕事が忙しいからね・・・。』 『そっか・・・。 まぁ、でも、千歳が元気そうでよかった!! ずっと、メールでしか千歳の様子が分からなかったから、 仕事が忙しいって言ってたし、体を壊してないかって、凄く心配してたんだ!!』 杏里は、すごく嬉しそうな顔をして言った。
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