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私と智生は、車の中で、ずっと手をつなぎ、2人共ドキドキしていた。
しばらく走っていると、赤信号になり、智生が車を止めて、私を真剣な顔をして見てきた。
『なぁ…千歳。』
『うん?何?』
『俺達さぁ…結婚しないか?』
『……えっ!?』
『急に…ごめん…。
ずっと離れてたし、やり直したばっかなのに…
変なこと言ってるのは分かってる…。
けど…俺…もう、お前と離れてんのは嫌なんだ…。
ダメ…かなぁ…!?』
《…智生…💓》
私は、智生のその言葉が嬉しくて仕方なかった。
私は、ニコッと笑ってうなずき、智生の手をギュッと握りしめた。
『うん。
私も、そう思ってた。
でも、しばらくは、恋人でいたいし、とりあえず、同棲しない?
親には内緒で…。』
智生は、私がそう言うと、しばらく考えてから、ニコッと笑って頷いた。
そして、信号が青になったので、智生は、また、車を走らせた。
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