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黙ったまま空を見据えたままのリゥ。
ミユゎポロポロと涙を溢しながら
「なんで?リゥ…なんで男なんかといるの?」
その言葉を聞いてジンがやっと口を開いた。
「え?どーゆーこと?…初対面なのに男なんか、とゎ失礼じゃない?ミユちゃん。」
「気安く呼ばないでょ!!」
ミユが初めてジンに向けた言葉。
ひどく取り乱した様子で
唖然としたままのジンなど構わないまま
リゥだけを見つめる。
ジンゎその視線に、少し違和感を感じた。
「リゥ…どぅしてなの?私じゃダメなの?ねぇ?なんでこんなのといるのょ?!」
「こんなのって…いくら何でも失礼じゃね?」
ミユゎ涙でいっぱいの目で
ジンを睨むと
また、リゥに視線を絡ませた。
リゥゎ小さく息を吸って
『あったかぃから。』
とだけ
無機質に言った。
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