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晴「では景慧、体に気をつけるのだよ」
「はい、父上もどうかお元気で…」
翌朝、僕と焔は父上の用意してくれた船に乗るため港にやってきた。
港では沢山の町の人々や城のみんなが見送りに来てくれた。
『うぅっ……若様がこんなにご立派になられて……。この爺や、いつ天に召されても構いません!』
「爺や……;;そんなに泣かなくても……。それに爺やにはこれからも元気でいてもらわなくちゃ」
おいおいと泣く爺やに周りのみんなが笑っている。
僕がみんなと別れの言葉を交わしてる間、父上と焔は少し離れた所でなにか話している。
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