四ノ章・始~東の国・交わる刃~

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その後はとにかくあてもなく島から島へと歩き回ってみたけど、青龍・蒼真はどこにも居なかった。 焔「景慧、反応はどうだ?」 「ダメ、さっきより弱くなってる」 少し街中から離れた島まで来てみたけれど、逆に水鏡の反応は小さくなってしまった。 焔「ってことは蒼真の奴は街中に居るってこったな。チッ、仕方ねぇ。今日探した中で1番反応の強かった所まで戻って宿取るぞ」 「えっ!?宿を取るって…僕ならまだ大丈夫だよ!」 焔「バァーカ、嘘つくな!お前が疲れてんのくらい見ればすぐに分かるんだよ。それにいくら俺が付いてるったって夜は嫌でも闇の力が強くなる。下手に動くのは危険なんだよ」 焔の言葉に僕は納得せざるおえなかった。 焔「それに…今にも雨が降り出しそうだ。雨は俺にとっちゃ天敵みてぇなもんだからな。雨が降ったら俺の力は半減しちまう」 少し陰り始めた空を険しい表情で焔が見上げた。 「分かった。それじゃあさっきの所まで戻ろう」 そうして再び来た道を二人で戻り始めたけれど………。 .
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