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焔「けど、ヤベェな……」
「なにが?」
焔「きっと鬼叉王達、闇の一族もお前が人界の神子だと既に知っているハズだ。もしこんな所を奴らに襲われでもしたら……」
「ぁ…………」
神羅帝の言葉が僕の頭をよぎる。
“彼は我々光の一族にとっても奴ら闇の一族にとっても要となる存在かもしれません……”
(………僕も…狙われてる……?)
サァッと血の気が引いていく。
言い知れぬ恐怖が僕を襲う。
焔「………心配すんな」
「え………?」
寒さのせいだけじゃなく震える僕の手を、焔がキュッと握って抱き寄せた。
焔「お前は俺が命に変えても守ってやるから」
「ほむ……」
「お取り込み中悪いが、我々の相手もしてもらいましょうか?南神・焔」
「「!?;;」」
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