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焔「ぁ………」
「あ………」
カラリと音がして視線をあげると焔が入ってきた。
焔「風呂…入ってたのか」
「う、うん……」
僕の前を横切り体を洗う場所に移動する。
けどその視線は相変わらず僕を捕らえない。
稟に襲われてからというもの焔の様子が少しおかしい。
喋るのもやり取りもいつもと変わらないのに、その目だけが僕と合わない。
(意識的に避けられてる……)
足の痛みは無くなったのに、何だか胸の奥がモヤモヤして嫌な感じだ。
まるで焔に避けられてるのが嫌みたいで……。
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