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「焔のバカッ!バカバカバカバカ!!」
焔「バカを連呼すんな……;;あー、悪かったよ。一人にしたりして」
「ぇ……」
ふわりと優しく、でも焔らしくぶっきらぼうに頭を撫でられた。
焔「昨日も…その、悪かった。謝ってるハズだったのにいつの間にかお前に稟の奴に負けた悔しさを八つ当たりしたりして……」
「焔………」
焔「ここから少し離れた所にな、水神である龍を奉った神社があった。天敵みたいなモンの水神にってのも変な話しだが、けじめに誓ってきた」
「何を?」
焔「俺は強くなる、今度はお前の為に。お前を守る為に」
「!!」
そう真剣な顔で言った焔に、僕は急に胸が大きく脈打つのを感じた。
(なんだコレ………?////)
今までこんなこと一度だってなかったのに。
初めて感じる訳の分からない感覚になんだか戸惑ってしまい、焔の顔を真っ直ぐみれなくなり少し俯いた。
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