四ノ章・終~蒼き蒼龍現る~

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風『目が覚められたか、我が主』 「おはようございます風麼殿」 焔と宿に戻ると風麼が起きていた。 風『殿とは…風麼とお呼び頂いて構いませぬ』 フッ……と笑みを浮かべる銀狼は朝の光りを浴びて更に美しく輝く。 焔「ん?熾火はどうしたんだ?」 熾『ここに控えております、焔様』 「おはようございます、熾火さん」 熾『おはようございます景慧様。昨夜はよくお眠りになられましたか?』 「えぇ……」 本当は焔の事を考えていてあまり眠れなかったのだけれども……。 それは言わないことにした。 焔「景慧、朝飯を食ったら早速出掛けるぞ。今日こそ蒼真の奴を見つけねぇとな」 「うん、早く見つけて残りの二人を探し出さなきゃね」 そうだ、立ち止まってる暇なんて無い。 こうしている間にも鬼叉王の復活は進んでいるのだから。 .
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