32人が本棚に入れています
本棚に追加
田舎から出て来ていきなり夜の世界に飛び込んだ純朴な娘咲季。
これが私と咲季との出逢いだった。
咲季は今迄、アルコールを口にした事がなかったらしく、私が軽く勧めても決して、アルコールを口にはしなかった。
その日の客は私と他に常連らしき40代のサラリーマン風の客が二人だけだった。
深夜25時を廻る頃、そろそろ閉店と言う雰囲気が店に流れ始めた。
私も咲季にまた来ると言って勘定を済ませようと席を立つ。
すると咲季は私にアフターを誘って来た。
恐らく咲季はアフターなど知らずに只単純に、カラオケがしたかっただけだろう。
店のママには内緒で30分後に小さなスナックの近くにあるファーストフードの店で待ち合わせをした。
最初のコメントを投稿しよう!