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しかし、咲季は30分経っても来なかった。
私は軽く食事を済ませファーストフードの店を出ようとした時だった。
咲季はファーストフードの店の前で私を待っていた。
私は何故店の中に入らなかったか尋ねると、はにかみながら恥ずかしそうに言った。
『中に入ったら何か注文しないといけないし、ここでお金使ったらカラオケに行けなくなるから…』
この時私は咲季を愛しく思った。
それから二人でカラオケボックスに入り、アフターの事などを話たり、お水の世界を私の知る限りを教えた。
すると咲季は恥ずかしそうに言った。
『男の人は皆、エッチな気持ちで女の子の居るお店に通うの⁉』
私は
『皆ではないが大半の男がそうだよ』
と咲季に言った。
咲季は悲しそうに
『そうなんだ…』
と言って唄を探し始めた。
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