短編小説集第①部

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何曲か唄い終わり、私は2杯目のジンライムをオーダーした。        咲季が私を見て言った。     『それ美味しい⁉』     私は 『美味いよ。呑んでみるか⁉』   と咲季に勧めた。     咲季は興味津々にグラスに口を付けて恐る恐る一口呑んだ。     そして咲季は瞳を輝かせながら   『美味しい❤』   と言ってグラスのジンライムを呑み干した。       私は 『咲季呑めるじゃないか』 と言うと、咲季は嬉しそうに   『うん❤初めて呑んだけどお酒って美味しいね』 と言って、新しく来たジンライムをまた呑み干した。        やがて、酒が入るにつれてカラオケボックスの中は妖艶で淫靡な雰囲気に包まれていった…
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