短編小説集第①部

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それから何度も何度も唇を併せ…     長く、より深く妖艶な口付けを交わしたのだった。       私は咲季が欲しいと思った… その時だった。       咲季の口から先に言葉が出てきた。       たまたま行ったスナックで出会った客とホステスが、出会ったその日のうちにアフターをし、口付けを交わした。       そして私に身体を預ける様に凭れながら咲季は言った。     『今夜は店に帰りたくない………寂  』        私は咲季の言葉を最後まで言わせず、またkissをした。       そして、私は咲季を私の部屋へ誘ったのだ。     3LDKで独りで暮らす私も寂しかったのかもしれない。        そして、直ぐにカラオケボックスを後にして私の部屋へ向かった。     そして、私の部屋に着いた。 この時私はすっかり酔いも醒めていた。恐らく咲季も同じだろう。
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