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電話の相手は叔父の貴美だった。
「貴美ちゃん、どこに居るんだ?ってか最近、用事が多いね?」
「ごめんねぇ刹那ぁ」
相変わらずの猫なで声。
「で、いつ帰ってくるの?」
「それがね、しばらく帰れそうにないんだぁ。どおしてもやらなきゃいけない事があってねぇ。。。」
「そんな!急に言われても、困るんだけど!!」
「刹那ぁ~そんな怒んないでよぉ~(泣)」
貴美は、イイ大人なくせに、すぐ泣く。。。いや、泣き真似だということくらいわかっているのだが。。。
「刹那ぁ~(泣)」
こんな叔父をスルーは出来ない
「はいはい。もう怒ってないから」
「そこでお願いがあるんだけどぉ?」
「え?切り替え早くない??まぁいいけど。で、願い事は何?」
「僕がいない間、仕事を頼みたいんだぁ。」
実は、貴美が何の仕事をしているのか知らない。聞いても、はぐらかされるだけだったのだ
「いいけど。。。」
「詳しいことは、アイツにお願いしてるから、簡単に説明するね。」
アイツって単語にひっかかったが、とにかく内容が気になる。
「あのね。。。。。」
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