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その後、知り合いの科学者からこの球体を預けて欲しいと言われたが、この手紙が先に来ていた為、私は後程渡すという事で納得して貰った。
『この球体が今回の件と何か関係があるのですか?』
「そうなんだよ。我々がこの山の地層調査をしている時に一カ所だけ地層が異なる場所を見つけた。そこを掘ってみたら石で出来たトンネルの入口が出たんだ。」
『トンネル…ですか?』
「そうだ。しかし入口には石の扉があり、ダイナマイトで爆破しても壊れない…。いや、傷一つ付かないんだ。」
『つまり普通の石では無いと……。』
「うむ。入口の隣には小さな台座があり、丸く穴が空いていた。不思議と台座を見つめると声がするんだ」
《……台座に、、
地球を……。
象った物を……。》
「という声が聞こえるのだよ。」
私は耳を疑った。
そう、同じ様な出来事が私にもあったのだ。
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