店長、来たる。

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「どうしたの? 誠さん」  言葉の途中で止まったままの誠に気付き、陽子が声を掛ける。 「…店長!」 「えっ!」  驚いた陽子が、慌てて扉に目をやると、店長と呼ばれたその女性は、被っていた麦藁帽子を取って、 「ただいま」  と、笑顔を見せた。
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