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擦流（ｽﾞﾙ）擦流擦流擦流
擦流擦流、未練音が
体中を這い擦り回る
夜雌悪（ﾅｲﾄﾒｱ）に弄ばれ蝕まれても
覚めない醒めない冷めない、夢
『どうしてこんなに好きなのに、アタシを側に置いてくれないの』なんて
解り切ったフレーズに
決まり切ったパターン、なのに
脳の髄の奥の奥まで腐り切って抗えない
今はこんなに冷めた感情なのに
どうしてあの夜抱けたのか
だけど手を取り合ってた時は
ずっと二人一緒にいれると信じてた、一人
散離散離(ﾁﾘﾁﾞﾘ)散離散離破等(ﾊﾞﾗ)破等
になる感情
誰にも見えない酸素の中で
人と出会い別れ繰り返しても
覚めない、醒めない、冷めない、夢
『貴方のことが誰より好きなの、貴方のすべて受け止める』なんて
聞き慣れた声に
躍らない心のまま、だけど
立ち止まる道は始めから一つも無くて
もう貴女とは歩いて往かないと
決めたのはもう何度目になるだろうか
好き、嫌い、好き、嫌い、嫌い、嫌い
でも鳴らない携帯を只々見つめてた、一人
巡り巡っても巡り会う事など在りはしない
しかしそれを願う事なども在りはしない
だから今日もただただ一人で眠るだけ
でも最後の最後まで貴女を愛してた、一人
だから自分の心を殺し続けてた、一人
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