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そうだなぁ。
昔のあたしだったら
絶対に殴っていたな。
でも、今はそんな気には
なれなかったんだ。
全く。
ガラステーブルを
挟んで、目の前には
笑顔を振りまく湊。
今の状況から
抜け出すんだったら
付いていっても
いいかな。
そして、アタシは
言っていた。
「いいよ…どこに?」
名前の知らない男は
ニヤリと笑った。
膝をさするのを止めて、
耳に囁く。
「とりあえずこの部屋からでようぜ?」
そう言われたので、
アタシは演技をする事にした。
「あ!もうお菓子ないわね。アタシ、近くのコンビニで買ってくるね。」
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