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「相変わらずだなぁ。」
叩かれた頭を撫でながら
彼は呆れた表情で
アタシを見てきた。
「……お前、アキラだよな。」
「そうだけど?俺、あんたと知り合いだったっけ!?うわ!マジでやば~!!」
1人慌てるアキラ。
そんな彼を男は冷静な瞳で
見つめていた。
「いや、知り合いじゃないし。喋った事もないし。」
ただ冷たい声を放つ。
そして、ゆっくりと
腕から手が離された。
「……奈々の知り合いなわけ?」
「仲の良い友達よ。」
「だよな!俺達って仲良いもんなぁ!!」
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