†1章†

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「真琴ちゃんのためなら時間がなくたって飛んで行くよ。」 思わず顔を見てしまった。 ニコッと微笑んでくる 彼はなんとも思って いないのか。 「…馬鹿。」 「顔赤いよ?」 「うるさい!ちゃんと運転してって行ってるじゃん。ってか、どこに行ってんのよ。」 「海。」 「はぁッ!?」 「まぁまぁ。」 また、ニコニコしながら 彼は平然と運転を続けている。 あたしは呆れて何も 言えなかった。 最近、彼はいつもそう。 ちょっと強引なんだ。
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