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「真琴ちゃんのためなら時間がなくたって飛んで行くよ。」
思わず顔を見てしまった。
ニコッと微笑んでくる
彼はなんとも思って
いないのか。
「…馬鹿。」
「顔赤いよ?」
「うるさい!ちゃんと運転してって行ってるじゃん。ってか、どこに行ってんのよ。」
「海。」
「はぁッ!?」
「まぁまぁ。」
また、ニコニコしながら
彼は平然と運転を続けている。
あたしは呆れて何も
言えなかった。
最近、彼はいつもそう。
ちょっと強引なんだ。
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