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「はぁ。」
今あたしの目の前には
海が広がっている。
窓を開けて、コトンと
顔を窓枠に置いている。
彼は、車から降りて
砂浜を歩いていた。
「真琴ちゃんもおいでよー!」
「いや。」
即答。
家に帰りたいなぁと
思いながらも、あたしは
はしゃぐ雅人先輩を
目で追っていた。
彼は、カッコいいと思う。
楽しい時の彼の笑顔は
なんとも言えない気持ちを
あたしに与える。
いつからそうなったか
なんて覚えていない
けれども、いつの間にか
愛しい感情が心に
溢れていた。
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