†1章†

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「…生意気は余計じゃん。元からだもん。わかってるでしょう??」 と、あたしが言うその声が 空間に響いたような気がした。 静かな2人の空間に。 さざ波しか耳に入らない その空間に…。 ギュッと強く抱きしめてくる 彼が、愛しいと、なんだか 切ないといつから 思うようになったんだろう。 いつから、あたしは 彼に夢中になったんだろう。 わからない。 わからないけれど、今 わかる事は彼に側に 居てほしくて、あたしを 考えて欲しいと言うこと。
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