†2章†

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風があたしの巻いた髪を せわしなく動かす。 それに鬱陶しく思いながらも 大人しく、助手席に 座っていた。 ただ窓を眺めながら。 「……真琴ちゃんだっけ?雅人君の彼女さんなんだってね。」 「え?あ、はぁ、まぁ。」 いきなり声をかけられ、 あたしは反応するものの 知らない人ともあり 少し警戒。 「雅人君の彼女さん居るのは知ってたけど。まさか高校生だなんて思わなかったわぁ!」 あはは、と笑いながら 話す彼女に少しだけ 苛立ちを覚えた。
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