886人が本棚に入れています
本棚に追加
やけにテンションが
高いヒロコさん。
あたしは、黙ったまま
窓の外を眺めた。
苛立ちに緊張。
その2つが混ざり合って
変な気分になっていた。
「雅人君はあなたみたいな人がタイプなのねー☆」
「…前見て運転した方がいいですよ。危ないですから。」
「なるほど、なるほどー♪」
あたしは横目で、
楽しそうに運転する
彼女を見つめた。
なんなんだ、と
思いながら。
「ヒロコさん!早く♪」
「大丈夫。大学は逃げないわよ!!」
最初のコメントを投稿しよう!