†2章†

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やけにテンションが 高いヒロコさん。 あたしは、黙ったまま 窓の外を眺めた。 苛立ちに緊張。 その2つが混ざり合って 変な気分になっていた。 「雅人君はあなたみたいな人がタイプなのねー☆」 「…前見て運転した方がいいですよ。危ないですから。」 「なるほど、なるほどー♪」 あたしは横目で、 楽しそうに運転する 彼女を見つめた。 なんなんだ、と 思いながら。 「ヒロコさん!早く♪」 「大丈夫。大学は逃げないわよ!!」
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