†2章†

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あっという間に あたし達は大学に 付いてしまった。 「ここかぁ…ッ!」 なぜか変に気合いを 入れているサオリ。 そして、楽しそうな ヒロコさん。 あたしはそんな2人を見て 軽くため息を付いた。 「……」 ここに雅人先輩の 日常があるんだ。 そう思うとなんだか 少し淋しくなった。 どんなに頑張っても あたしは国立なんか 入れないんだ。 同じ世界には踏み入れ られない。だから、 見てみたい気もする。 歩む道が違うのだから。 「行こっか!こっちよ!」
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