†1章†

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「ねぇねぇ真琴ぉ~。」 「…なに。」 いきなり怪しい目つきに なったサオリ。 すりすりと頬をあたしの 腕に擦り付けて、 猫みたいだ。 「雅人先輩とは、どうなってるのか教えて頂けないでしょうか?」 キラキラと目を輝かせ ながら彼女は言う。 あたしは、キョトンとした。 「どうなってるって?何が知りたいわけ?」 「えー。いっぱい聞きたいけどぉ。」 と、少しだけ口を 尖らせながらサオリは あたしを見てきた。 「ラブラブな話が聞きたい!」
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