886人が本棚に入れています
本棚に追加
器用に運転をこなす
雅人先輩の横顔を
あたしはいつの間にか
見つめていた。
「…」
沈黙が2人を包むが
嫌な空気ではない。
微かに耳に届くのは
スピーカーから流れる
クラシック。
雅人先輩に似合いすぎる。
「真琴ちゃん、どっか行きたい所ある?連れて行ってあげるよ?」
ニコニコ笑いながら
言う雅人先輩。
なんか、腹立つなぁ。
「車運転出来るからって上から目線ですか?何様?」
ハッと鼻で笑い、脚を
組みながら言った。
「ちょ、パンツ見えちゃうから脚組まないで。」
最初のコメントを投稿しよう!