†1章†

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器用に運転をこなす 雅人先輩の横顔を あたしはいつの間にか 見つめていた。 「…」 沈黙が2人を包むが 嫌な空気ではない。 微かに耳に届くのは スピーカーから流れる クラシック。 雅人先輩に似合いすぎる。 「真琴ちゃん、どっか行きたい所ある?連れて行ってあげるよ?」 ニコニコ笑いながら 言う雅人先輩。 なんか、腹立つなぁ。 「車運転出来るからって上から目線ですか?何様?」 ハッと鼻で笑い、脚を 組みながら言った。 「ちょ、パンツ見えちゃうから脚組まないで。」
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