悪魔の携帯

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翌朝、学校は日曜の為で休みで朝から八人でカラオケに行った。良平は、部屋に入ると周りに携帯を見せた。自慢げに、 「いいだろ~?まだ誰も持ってない携帯だぜ?昨日、おっさんのせいてら壊れちゃってさ。金出してもらって買ったんだよ。」 隣に座っている和也が、 「すげぇな。でもメーカー入ってないじゃん?」 良平は、和也に言われて初めて気付いたが気にしてなかった。そして、二時間くらい歌っていた頃に和也が「急に用思い出した!帰るわ。」 その言葉にムッとした良平は、 「何言ってんだよ?昨日の約束じゃんか?帰るってありえねぇぞ?」 「しょうがねえだろ?お前みたいに毎日誘われて断らない程、ヒマしてませんから。」 「なんだと!?もう一回言ってみろや!!こらぁ!!」 二人は殴り合いはじめ、周りが止めた。良平は、 「友達と思っていたのに。てめぇの顔なんか二度と見たくない。絶交だ!絶交!早く帰れや。」 「分かってるよ。帰るわ。じゃあな。」 その後、雰囲気の悪いまま解散した。帰り道、異様にムシャクシャした良平は、ゲームセンターに寄りストレスを発散した後、携帯のメモリから和也を消した。携帯がもたらす恐怖をこの時はまだ、良平は知らなかった
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