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『…はい。』
何も起きない様に穏やかに返事をしながら振り返る。
俺が返事をすると青年はニヤッと不吉な笑みを浮かべながら言った…。
「お兄さんさぁ…。さっき俺達の事見てたでしょ?」
きたぁぁあああ!!!
本当に何年前の不良だよ……。
俺は極力目を合わせないように…。
まるで自分が空気の様に存在感を消しながら通ったのに。。。
くそっ…!!
どちらにしろやられるなら先制攻撃でも浴びせてやるか?
そんな事を考えながらも俺は…。
『いやっ…。見てないです…。』
俺、弱っ!!!
俺がそう下を向きながら言うと目の前の不良は笑いながら俺の胸元を掴むと睨み付けながら言い放った。
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