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俺が睨み付けたのを見ると青年はムッとした表情を見せ倒れている俺に蹴りをいれた。
『…………かはっ!!』
急所にもろに入った蹴りで俺は思わず声を出す…。
鳩尾(みぞおち)に入った為、軽い呼吸困難に陥る。
だが、けしてスイッチの入った青年を止める者は居なかった。
止まない暴力…。
ただ、何も出来ず殴られ蹴られ悶絶する自分。
もうどうにでもなれ…。
俺がそんな事を考えていた時だ…。
霞みだした視線の中に見えた…
―――“赤いコート…。”
俺の意識はここで途切れた…。
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