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俺に声をかけられると青年はゆっくりとこちらに視線を移すと俺を睨みつける。
「…おい!なんなんだ…あの化け物は。。」
青年は俺を睨みつけながらも震えていた…。
ここで俺が気を失っている間にあった出来事がかなりのショックを与えているみたいだ…。
“ここで俺はひとつ気になる事があった”
―――赤いコート…。
俺が意識を失う前に見た最後の景色だ。
『…赤いコート。』
俺がそうボソッと呟くと青年の表情は一瞬にして変わった…。
顔色は青ざめ尋常じゃない汗を流す…。
目は虚ろになり見てわかる程、震えだした…。
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