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俺の声が聞こえたのか否か、青年は叫び出す。
その声はまるで断末魔の叫びの如く常軌を逸するものであった…。
その姿に若干の恐怖を感じながらその場に立ち尽くしていた…。
――その時だ…!!
俺は背後にいたやつに気がついていなかった…。意識を取り戻した青年の仲間が鉄製の棒を俺に向かい振りかぶる…。
気配を感じて直ぐ様振り返ったがその時はもう遅い…。
ゆっくりと時間が流れる様に凶器が近付いてくるのが分かる…。
確かこういう時って人の集中力が極限まで高くなってるんだよな?
そんな事を考えながらも諦めた俺は瞳を閉じようとした…。
――ドゴッッ!!!
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