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『あっ……。あの?』
俺はゆっくりと女に歩み寄ると怯えながらも声をかける…。
「………………。」
ただ無言でこちらを見る女…。
正直……。
気まずい………。。
だが!!
勇気を振り絞りここから俺は声をかけようとした…。
――その時であった…!
―――強い風が吹く…!
女の長い髪は風の向かう方向へ靡いた…。
今まで長い前髪で見えなかった女の顔が露わになる。
まるで雪の様な真っ白で艶やかな肌…。
とても綺麗な黒い髪は風と踊る様に靡く。
どこか寂しげな表情で俺を見つめる瞳はとても綺麗だった…。
俺はそんな彼女にただ見とれてしまった…。
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