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しばらくして、事務所に着いて…
マンションを見上げる…"らん"として。
でもなぜか入る事が出来なくて、階段に座り込む。
"らん"になってしまう自分を気持ち悪く感じた。だけどそうしなきゃ仕事なんて出来ない。
この手も唇も、優しく抱き締めてくれたこの体も、本当は誰にも触れられたくない。
階段で呆然としていると携帯が鳴った。
翔太からのメールだった…
①②③と題名に書かれた三件が並んでいる。
私は①から読んだ。
特急の中でメール作ってくれたんだね。
①~③まで読み終わると…私はすぐに返信メールを書き始める。
翔太のメールには、こんな事が書いてあった…
私との時間がすごく楽しかったって…。昔も今も気持ちは変わらない事、大好きって。
でもすぐには彼女と別れられないから待って欲しい事。それでも私を誰よりも想ってると…。翔太なりの言葉で書いてくれてた。絶対結婚してくれよってハートを一杯並べて。
何より私が驚いたのはこの後の文章だった。
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