待つということ

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翔太に返信したメールは同じ③通。 サヨナラしたあの頃、毎日泣いてばかりだった事、翔太を忘れた事なんてない事も、今でもネックレスを持ってて…それは私が今まで翔太にちゃんと話してなかった自分の気持ちをたくさん綴った。 待ってるよ その言葉も―。 だけど、内心複雑だった…。 待ってるよ その言葉が100%ではないんだ。 翔太の気持ちだけでも充分私は救われた。 もちろん期待してないと言ったら…嘘になるかもしれない。 でも、 翔太は優しいから… 彼女とは別れる事は出来ないと思う。 見捨てたり出来ない人だと思う。 あの気持ちを信じる事は出来ても、そこまではやっぱり信じきれない。それは嘘だと思ってるとかじゃなくて…翔太の性格が、そうだと思う。 そして自分が、 翔太が思ってるような人間でもなくて、まともな生活をしてるわけでもなくて。 そう思うならまともな生活をすればいいじゃないかって分かってるけど… この場所を離れて行く所は無い。ここを離れて翔太が彼女と別れなかったら…もう私はどうしようもなくなってしまう。 結局私は翔太のためには"らん"を捨てられないんだなって思った。
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