墜落

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「こちらエルフ6、360だ。現在、現場に到着」 修は機体を傾け眼下に広がる海原の一点を見つめていた。 そこには、無惨に破壊された旅客機が波に揺れていた。 「中島、どう思う?」 「どうもこうも・・・、事故や空中分解なんかじゃない」 旅客機の胴体には、正確に言えば、左側の主翼から水平尾翼にかけてのラインの中央部分に何らかの原因で大きい穴があき、 そこから分解していた。
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