第一話 君との出会い

8/10
前へ
/192ページ
次へ
「やっ…め…」 「はっ?」 少年が苦しそうな声で制止をかけた。 オレは訳が分からず聞き返す。 苦しそうに顔をゆがめ、 「くっくす…り…飲…めばっ…だいっ丈…夫」 とぎれとぎれの声で伝える。 「えっ?薬?どこっ!?」 「か…ばんの…中…」 オレは許可を取らずに、小さなボストンバッグを開けた。 薬が入ったピルケースはすぐに見つかった。
/192ページ

最初のコメントを投稿しよう!

196人が本棚に入れています
本棚に追加