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ケースを開ける。
「いくつ!?」
「ふた…つ…」
少年が答えたとうり、赤と白のカプセルの薬をふたつ取り出した。
自分の鞄から大学に行く前に買った、お茶のペットボトルを掴み出す。
自分の口にカプセルを放り込み、お茶を含む。
それから、少年の唇にふんわりと唇を重ねた。
口移しで少年に薬を飲ませる。
ゴクッと飲み込む音。
その音を聞いて唇を離した。
「わり…い…」
少年は一言謝り、オレに体を預け目を閉じた。
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