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｢空は何で青色なんだろう？｣
いつものことだが、彼女は不思議な発言をする。
タバコを吸いながらソファで新聞を読んでいた俺はちらりと彼女を盗み見た。
目を向けた先の彼女は、こちらには気付かず予想通りと言うべきか、ぼーと空を見つめていた。
ちょっと遠くにいる俺からでもわかる位、彼女の目はキラキラと光り、まるで産まれたての赤ん坊のように何も疑わず真っ直ぐと青空を見つめる。
その目が全てを知っているかのようで少し怖くもなった。
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