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言い終わって、恐る恐る彼女を見てみると長いまつげをぱしぱしとさせて「そっか」とつぶやいて、微笑んでいた。
彼女の頭の中はどうなっているのだろう。
気が狂っているとかそういう風に思っているのではなく、彼女から見て世界はどう映っているのだろうと好奇心がわく。
なにせ、突発的に不思議なことを言うのだ。
前も「なんで水は透明なんだろう」といいながら水道の蛇口からぼーと一時間位水を眺めていたからだ。
―――そんな彼女に惹かれているのだ。自分は。
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