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「なあ」
「んー」
「お前から見て世界はどう映ってんの?」
猫みたいに真ん丸な目を一度大きく見開くと、口端をあげくしゃっと笑ったのだ。
目を細め、その目を覗きこむとゆらゆらと空の色が反射し、綺麗な青が広がる。
幻覚か錯覚か、それとも現実か青空と一緒に流れ星が見えたり、ペンギンがいたり、土星が見えたような気がした。
なるほど、と一人納得してしまった。
「カラフルっ!!」
その言葉と共に彼女に一歩近付いたような気がして、薄桃色の唇にキスをした。
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