598人が本棚に入れています
本棚に追加
続くは4番金屋
この試合…
タイムリーを打つも
それなりに大きな活躍がない
この場で追い付きたい。
セットに入る小山。
しかし…彼に異変が
(くそ~
さっき当たった足が…)
実は先程の倉橋のバッティングにより…
小山は足を負傷していた。
(やばい…
この場面打ちとらないと
今までの努力が水の泡だ)
そう必死に自分をもり立て
懸命に初球を投げた!!
金屋は振ってこない。
「ボール!!」
渾身の球がストライクゾーンに入らなかった。
徐々に痛みは増してくる。
それに耐えて…
第2球目を投げる。
それを金屋は振りに行く。
「ファール!!」
これでカウントは1―1
幸い足の負傷には
誰も気付かない。
(ここで抑えなきゃ
一生悔い残るだろ!!)
そう言って第3球目!!
その3球目が…
勝負の訳目だった。
「カキーン!!」
打球が…
放線状の線を描き
飛んで行く。
守備の上手い藤本も
追いかける事すらしない
失速せずに
打球はそのまま場外へ―
金屋の…
ホームランが出た。
6回表…
ついにみんなで勝ちとった
2点差が…
追い付かれた。
無念っと言いようしかない…
小山も地面に座り込むと同時にガクと足を崩した
最初のコメントを投稿しよう!