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しかし笑えるのもここまで…
バッターは魔裟樹なのだから。
守備位置にもどり…
刃琉樹は落ち着き投げた。
「ストライク」
(刃琉樹の奴…なかなか
速いじゃんかよ)
様子見に初球を見逃した魔裟樹だったが予想以上の体感速度には少々驚き気味。
(でも打てないレベルじゃない)
そう確信をもち…
再度打席に入り直す。
(俺はお前だけには負けたくないんだ)
とてつもなく越えたい壁…
刃琉裟は魔裟樹を―
魔裟樹は刃琉樹を―
お互いに相手を自分より上と
勝手に捕らえてる為…
2人にはライバル心が芽生えている。
そして今…
この場所で正真正銘の双子対決に決着が着く。
刃琉樹が梶原のミット目掛けて球を放る!!
それを魔裟樹が打ちに行く!!
「カキーン!!」
果たして白球の行方は!?
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