中学野球編

8/118
前へ
/348ページ
次へ
「何が負ければボールに触れさせないだよ」 「まだポジションとかも固定されてないのに」 2年間スタンドからの応援で今年からやっとの晴れ舞台となる 2年生は少し… 愚痴ってしまうのは無理もないかもしれない。 若干…菫のやり方には無理がある。 と内心思う刃琉樹。 気軽に話せていた少年時代とは違い気を使いながらやってきた中学2年生。 やっと自分達が中心になるのに 少しぐらい… しかし刃琉樹は気付いた。 (俺達が2年生の時にしっかりだらける事なく頑張ってたのは3年生がしっかりしてたからだ 今、俺達がこんな状態じゃ それが1年に…とどんどん繋がって行く。) そして― 「みんなもっと声出していこうぜ!!」 改めて少年時代とは違い 刃琉樹には思考力が成長していたのであった。
/348ページ

最初のコメントを投稿しよう!

598人が本棚に入れています
本棚に追加